2022年12月に大阪市にオープンした「星野リゾート リゾナーレ大阪」。
リゾナーレといえば、大人時間、子供時間、家族時間がバランスよく楽しめるコンセプトが魅力。
これまではトマム、那須、八ヶ岳、熱海、小浜島と、大自然の中に作られてきましたが、リゾナーレ大阪は初の都市型リゾナーレ!
「グランドプリンスホテル大阪ベイ」とのコラボレーションという点も新しい形のホテルです。
リゾナーレ大阪の目玉は、「世界で最も先進的な乳幼児教育」と言われるレッジョ・エミリア・アプローチを取り入れた子供向けのアトリエがあること。
旅と乳幼児教育が融合した、新しい旅のスタイルに興味をそそられ、我が家も早速滞在してきました。
ここでは、リゾナーレ大阪のアトリエを利用できる時間や料金、対象年齢、子供だけで参加できる「プロジェクト」の時間や予約方法について、実際に我が家の2歳と6歳の子供がアトリエを体験した感想をご紹介いたします。
リゾナーレ大阪のアトリエの利用時間・料金
リゾナーレ大阪のアトリエを利用できる時間は以下の通り。
- チェックイン当日:13:00 ~18:15 (チェックイン:15:00)
- チェックアウト当日:9:00 ~12:00 (チェックアウト:12:00)
チェックインは15:00ですが、13:00から利用できるので、早めに到着したらフロントに荷物を預けてアトリエで遊ぶことができます。
我が家も昼食を食べてから、チェックイン前に到着し、アトリエで過ごしていました。
アトリエの利用料金は下記の子供宿泊料金に含まれます。
【子供宿泊料金】
15,000円(1泊1名あたり、税金・サービス料込、食事なし、アトリエ利用含む)
*0歳児は無料。
アトリエの出入りは自由で、追加料金なしで滞在中何度でもご利用できます。
一般的な子供向けの遊び場と比べると利用料金は高い印象ですが、さすがは最先端の乳幼児教育「レッジョ・エミリア・アプローチ」のプロ達が作り上げたアトリエ。
子供がモノやコトに興味を持ち、主体的に表現するのをサポートする環境が整えられていて、子供たちの熱中具合が違いました!
詳しくは後半でご紹介しますが、子供たちはまるで時間を忘れたように集中して遊んでいて、クローズの時間になってもまだ遊びたいと言って、退散するのに苦労した程です。
レッジョ・エミリア・アプローチとは
レッジョ・エミリア・アプローチは、イタリアのレッジョ・エミリア市発祥の乳幼児教育で、「子供は生まれながらに創造力のある存在」という考えのもと、子供が主体的に表現することをサポートするような環境が大事にされています。
1991年にアメリカ版ニューズウィーク誌に「世界で最も先進的な乳幼児教育」として取り上げられ、近年ではGoogleやディズニーなどの企業付属幼稚園でも取り入れられている注目の乳幼児教育です!
リゾナーレ大阪のアトリエの対象年齢は?子供だけで利用できる?
そんな魅力的なアトリエですが、利用できる年齢には制限があります。
リゾナーレ大阪のアトリエの対象年齢は12歳以下、推奨年齢は6歳以下。
リゾナーレ大阪の宿泊者限定なので、アトリエのみの利用はできません。
アトリエ内にはオムツ替えや授乳ができるベビーコーナーもあるので、小さなお子様連れのご家庭でも安心です。
子供だけで参加できる「プロジェクト」とは
アトリエでは「アトリエリスタ」と呼ばれるレッジョ・エミリア・アプローチにおける探究のパートナーと一緒に、空間、構造、視覚など様々なアプローチで興味のあるテーマへの探究を深めていく「プロジェクト」という活動も用意されています。
こちらのプロジェクトの対象年齢は3~12歳となっています。
リゾナーレ大阪のアトリエは、安全上の理由から基本的には保護者が付き添うことが必要ですが、「プロジェクト」は子供だけで参加するので、付き添いは不要。
つまり、3歳以上のお子様であれば、プロジェクトの時間は親の自由時間になります。
お部屋でゆっくりしたり、同じフロアにある「グランドプリンスホテル大阪ベイ」のラウンジで、軽食やスイーツ、ドリンクを楽しみながら寛ぐこともできます。
ラウンジの料金は別途大人1泊1名6,215円(税・サービス料込み)がかかりますが、出入り自由で夕食の時間帯にも軽食やお酒が提供されているので、夕食も兼ねてと考えるとお得ですよね。(別途お子様料金あり)
プロジェクトの時間と予約方法
リゾナーレ大阪のアトリエでのプロジェクト実施時間は以下の通り。
9:00 ~18:15 (1回あたりの所要時間60分)
チェックイン日、チェックアウト日はそれぞれ以下の時間のプロジェクトを予約することができます。
- チェックイン日:13:30 / 15:15 / 17:00 スタートの回
- チェックアウト日:9:00 / 10:45 の回
事前予約が必要で、それぞれ実施時間の2時間前まで予約可能です。
各回定員が設けられているので、希望の時間にはお早めに予約をすることをおすすめいたします。
プロジェクトの料金はアトリエ利用に含まれていて、1泊につき1回プロジェクトに参加することができます。
我が家は次男は2歳でまだプロジェクトに参加できず、6歳の長男のみ参加しましたが、とても熱心に探究していたようです。
こちらも後ほど詳しくレポートいたします。
2歳・6歳の子供アトリエを体験した感想
リゾナーレ大阪のアトリエは日本最大級の規模!広さは約470平米あります。
さらにホテル最上階の28階にあり、広い窓からは大阪湾が一望でき開放感抜群!
こんな周囲の風景に溶け込むような作りも、子供の創造性を刺激してくれそうです。
アトリエは季節によってテーマが変わるので、外の景色と合わせて季節感も楽しむことができます。
私たちが訪れた時は春だったのでテーマが「花」でしたが、現在は「海」になっています。
アトリエ内はコンセプトごとに「興味」「探索」「表現」の3つのエリアに分かれています。
順番が決まっているわけではないので、子供たちは興味の赴くまま自由に遊び回ることができます。
遊び方にも特に決まりはなく、子供たちの様子を見ながら、アトリエリスタの方々が探索をサポートするように話しかけてくれます。
2歳の次男がまず興味をもったのは、「探索」エリアにあるさらさらとした砂。
何度も何度も飽きることなく砂を握っては落とすことを繰り返していました。
探索エリアには他にも触り心地の違う4種類の粘土など、モノの質感から探究を深めることができる仕掛けがたくさん用意されています。
この粘土にも興味津々。
「触感」を通して探究を深めている様子。
きっと脳はフル回転しているんだろうなと思いながら見ていました。
同じ探索エリアでも6歳の長男が興味をもったのは絵画ゾーン。
専門家が使用する本格的な絵具や筆も用意されていて、本物に触れることができます。
もともと絵を描くのが好きな長男はしばらくここで集中して絵を書いていました。
画用紙だけでなく、テーブルや床にも紙が広げられていて、制限なく自由に表現することができる環境が用意されています。
絵画コーナーの他にもカラフルな積み木や、地元のベンガラ染めなど、様々な「色味」に触れられるモノが用意されていました。
中が透けて見えるカラフルな積み木は、長男も次男も興味を持っていて、他の子供たちにも人気のようでした。
見ていて感動したのが、ただ積み木を組み立てて遊ぶだけではなく、自然と積み木を通して外の風景を覗いていたこと。
(これは長男だけでなく、他のお子様たちもやっている姿を良く見かけました)
次男はこのカラーステッカーも気に入ったようです。
子供達は外の景色もアトリエの一部のような感覚で楽しんでいるようでした。
子供が好奇心の赴くまま自然と行動している様子は、大人にとっても気づきの連続!
アトリエを利用して驚いたこと
今回リゾナーレ大阪のアトリエを利用して驚いたことが、子供が「パパ〜!ママ〜!」と寄ってこないこと。
これまでも子供向けの遊び場を利用したことは何度もあったのですが、しばらくは集中して遊んでいても、そのうちに「ママも一緒に遊ぼう」と呼ばれたり、「見て見て!」と声をかけられたりすることが多かったのですが、今回は親の存在を忘れたかのうように1人で集中して遊んでいました。
他の子供達を見ても、保護者は近くに座って見守っているだけで、アトリエリスタの方のサポートを受けつつ、子供達が自由に遊んでいる印象でした。
子供の無限の探究心と創造力を刺激するような環境があると、こんなに子供は集中するんだ!と感動しました。
6歳子供がプロジェクトに参加した感想
先述した「プロジェクト」はアトリエの一番奥の「表現エリア」で開催されます。
オリジナルのスモックを来て、気分も高まるようです。
一般的な子供向けのアクティビティは、テーマや手順などが決まっていることがほとんどですが、こちらのプロジェクトはそれらも全て自由。
プロジェクトが行われる表現エリアには、色とりどりのお花や植物、絵画の道具、虫眼鏡、試験管、ライトなどが用意されていて、それらをどのように使って何をするかは子供達が決めるのだそう。
プロジェクトの時間は大人は入ることはできないのですが、終了後にアトリエリスタの方からフィードバックをいただけます。
長男は終始お花をすり鉢ですり潰して、色水をとることに熱中していたそう。
虹のようにカラフルな色水を試験管に並べ、光をあてて虫眼鏡で観察。
「こんなことに興味があったんだ!」と、子供の新たな姿を見た気がしました。
プロジェクトを終えた息子の表情はとても満足げで生き生きしていました!
リゾナーレ大阪のアトリエは大人も子供の満足!
リゾナーレ大阪のアトリエは、旅先で子供の創造力を育みたいと思っているご家庭にぴったり!
子供は心ゆくまま探究し、大人はプロジェクトの時間を利用したり、3歳未満の場合は交代しながらラウンジで寛いだりと、大人も子供も日常と旅のいいとこ取りのような非日常の時間を過ごすことができます。
何より、我が子の新たな一面や満足感に溢れた顔を見ることができるのは、親にとって嬉しいことですよね。
ぜひ新たな旅の形を体験してみてくださいね。
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星野リゾート リゾナーレ大阪
住所:大阪府大阪市住之江区南港北1-13-11
電話:06-6614-7845(リゾナーレ大阪予約センター)
URL:https://risonare.com/osaka/